「最初は何からはじめたらいいの?」「開業届はいつ提出?」といった起業までのステップをご紹介していきます。
事業の内容や規模、そして自身のおかれている環境によっても準備すべき事柄やそれに要する時間は異なりますので、以下を参考にしつつ、ご自身の『起業準備』を具体化していってみてください。

STEP 1 「起業目的」を明文化する
自分の中に芽吹いた「起業のビジョン」や成し遂げたい「起業の目的」を、初めて会った人にも理解してもらえるくらい、わかりやすく言葉にまとめて明文化してみましょう。
事業計画書を作成する際の指針にもなりますし、事業を展開していく中で選択を迫られた時には、この「起業目的」を軸に『どんな選択をすべきか』を検討しやすくなります。
STEP 2 事業計画書を作成する
事業計画書を作成するために、以下の事柄を整理していきます。
◯ 起業の目的を明確にする
◯ 自分の経験・資格・スキルを確認する
◯ 事業のアイディア出し
◯ 市場調査
◯ コンセプトを固める
◯ 業種事業形態を決める
◯ 必要な資格や許認可を確認、取得準備を進める など
ほとんどの人が、事業計画書を書くのは人生で初めてのことかと思います。無料のテンプレートもありますし、書き方を教えてくれる相談窓口もありますので、自分でできるところまで進めてみつつ、起業のプロの手も借りながら、事業計画書をブラッシュアップしていきましょう。
STEP 3 必要な手続きや申請、資格取得、物件や人員の準備を進める
事業計画書を完成させていくと、以下の事柄が確定していきます。
・起業形態(個人事業主、株式会社など)
・屋号や商号
・オフィス形態(自宅、賃貸など)
・必要な資格や許認可
・店舗の有無
・自分以外の人員が必要かどうか など
・資金計画
それによって、以下の準備を進められるようになります。
・必要な手続きや申請、資格取得の準備
・賃貸オフィスや店舗等の物件探し
・人員確保のための準備
一気にやることが出てきて慌ててしまいそうになりますが、やるべきこと、それに要する期間や費用など、ひとつひとつ整理し着手していきましょう。今のスケジュールで問題がないか、定期的に相談できる人や機関があると安心です。
⚫ 退職の準備
会社勤めをしながら起業準備をしている方は、並行して退職準備もおこなっていきます。勤めている会社の規定を確認しつつ、引き継ぎなどの期間も踏まえ、早めに相談していきましょう。また、失業保険や社会保険の手続きなども確認していきましょう。
STEP 4 開業届を提出する
事業をおこなう場所が確定することで、開業手続きを進めることができます。
◯ 個人事業主の場合
「開業届」と、確定申告を青色申告でおこなう場合には「所得税の青色申告承認申請書」も提出します。
◯ 法人設立する場合
法人の種類によって若干異なりますが、おおむね以下のような手順が必要になります。個人事業主に比べると時間や労力がかかりますので、こちらも余裕をもって進めていきましょう。
・法人用の印鑑(実印・銀行印・角印の3種類)の準備
・定款の作成/認証
・資本金の払込み
・法務局へ書類を提出}
設立完了後は、
・年金事務所に「健康保険・厚生年金保険 新規適用届」を提出
・税務署に「法人設立届出書」「青色申告承認申請書」を提出
STEP 5 不動産契約や従業員雇用、銀行口座開設や士業との契約
● 不動産契約、従業員雇用、備品整備など
不動産契約をして住所が確定すると、許認可の申請や届出ができるようになります。店舗であれば、リフォームや設備の整備。オフィスであれば、事務用品やインターネット環境の整備。というように、働くための環境を整えていきます。従業員が必要な場合には、求人募集の準備も進めていきます。
● 事業用の銀行口座開設やクレジットカード作成
法人用の銀行口座を開設する場合、必要書類が多く審査もあるので、こちらも早めに進めておくと安心です。法人用口座の開設は必須ではありませんが、社会的信用を得られる、経営状況が把握できる、振込手数料が節約できるなどのメリットがあります。
● 税理士や行政書士と契約する
税理士や行政書士などの専門家と契約する場合には、早い段階で依頼をしましょう。節税対策や資金調達など開業前から重要になることについても相談できますし、経営において強い味方となってくれます。
STEP 6 事務作業の準備、集客準備を進める
● 事務まわりの準備をする
いざ事業がスタートしてから慌てないよう、ITツールや会計ソフトの導入、納品書や請求書といった書類の準備なども、事前に準備しておけると助かります。
● 販促ツール作成など集客準備をする
開業初日にお客さんがゼロ!なんてことにならないよう、集客準備も進めていきます。
名刺、チラシ、ロゴマーク、封筒、営業資料、看板の作成。ウェブサイト、SNS、ウェブ広告、プレスリリースの準備。など、事業のターゲットに対して有効なツールや手法を活用していきましょう。
デザインや印刷を外注するとなると時間がかかりますし、納期に余裕があった方が費用が抑えられる場合もあります。販促ツールは事業の第一印象を決めるものにもなるので、時間がないからと妥協してしまうことにならないよう、時間にも心にも余裕をもって納得のいくものを作っていきましょう。
また、起業家や異業種との交流会などに参加して人脈を広げていくのもいいでしょう。その際に、名刺や事業を説明できる販促ツールを持って参加できるといいかもしれません。
STEP 7 いよいよ事業スタート
たくさんの準備に追われながらも、ついに事業スタートの日を迎えます。事業に取り組みつつ、お世話になった方への挨拶状の送付や挨拶まわりも忘れないようにしましょう。
集客においても「事業のスタート」は注目を集めやすい大きなイベントです。自身でできる情報発信の他、プレスリリースなどメディアから取り上げてもらえるような機会も掴んでいけるといいでしょう。
起業準備はやるべきことに追われて多忙になりがちですし、ひとりで起業する場合には孤独な状況にもなりがちです。同時期に起業準備を進める同志や起業の専門家とのつながりを持ちながら、心身ともに無理なく準備を重ね、事業をスタートしていけるといいですね。

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