新型コロナウイルスの蔓延により、「在宅ワーク」という働き方を選択しやすくなりました。「在宅ワーク」を経験したことで、「自宅起業」や「独立開業」を意識するようになった方もいるかもしれません。
在宅でもおこなえる業種や、自宅開業におけるメリット・デメリット、注意すべきポイントをご紹介します。

在宅でも仕事ができる業種
「在宅でも仕事ができる業種」という観点から、業種の一例をご紹介します。
未経験でも始められるものから、専門知識や国家資格が必要なものまで様々な仕事があります。業種によっては許認可が必要なものもありますので、事前に確認してみましょう。
・学習塾、語学教室
・音楽教室、料理教室など趣味や特技を活かした教室
・プログラマー、ウェブデザイナー
・ライター、編集者
・イラストレーター、漫画家
・動画編集
・コンサルティング
・弁護士や税理士など士業
・カウンセラー
・占い師
・家事代行、掃除代行などの代行業
・カフェ、居酒屋、レストランなどの飲食店
・テイクアウト専門店
・雑貨屋
・ネットショップ
・エステサロン、ネイルサロン
・整体、リラクゼーションサロン
「自宅で起業できる業種」から選ぶのではなく、自身の「起業の目的」「強み・特技・スキル・資格」「現状のライフスタイルや理想の働き方」などを整理しながら、業種を検討してみましょう。
自宅起業のメリット
⚫️ 初期費用やランニングコストを抑えられる
オフィスや店舗、そこに配置する家具や様々な備品などを用意する必要がないので、初期費用を抑えることができます。家賃や光熱水費などは既に私生活で使用しているものを使うので、新たに支払う必要がありません。
⚫️ 家賃や光熱費を経費として計上することができる
事業に必要な支出であると客観的に判断できれば、経費として計上することができます。自宅起業においては、家賃や光熱費、ネットや電話代などの通信費、車を使うことがあればガソリン代や駐車場代なども含まれます。
⚫️ 通勤時間を節約できる
通勤する必要がなくなるので、その時間で家事を済ませたり資格の勉強をしたり、早めに仕事をスタートしたり等々、時間を有効に使うことができます。
⚫️ ワークライフバランスの向上
勤務時間を自由に設定できるので、家事・育児・介護とのバランスを調整することが可能です。育児や介護など変化していくライフスタイルに合わせて、その時々にとって最適な働き方を模索することができます。
自宅起業のデメリット
⚫️ 仕事とプライベートの切り替えが難しい
仕事も私生活も同じ空間で過ごすので、しっかりとした線引きが難しく、気持ちの切り替えがしづらくなります。同居している家族にとっては家は変わらずプライベートな空間なので、理解や協力が必要になることもあるかもしれません。
⚫️ 自宅のリフォームが必要な場合もある
自宅の一部を小売店や飲食店など店舗にする場合はリフォームが必要になります。サロンや教室のように顧客を家の中に入れる場合にも、プライバシーの確保や店舗としてのイメージアップのために、リフォームが必要になる場合もあります。
⚫️ 店舗への集客が難しい
立地が住宅地の場合、店舗としては目立ちにくく飛び込みのお客様も来づらい環境になります。店舗住所=自宅住所になるので、個人情報の露出に抵抗を感じる場合には広報を工夫する必要があります。
⚫️ セキュリティ強化
顧客情報や納品データなど、大切な書類やデータを自宅で扱うことになります。漏洩や紛失をしないよう、セキュリティソフトや金庫などを使い、自分自身でセキュリティを強化する必要があります。
注意点すべきポイント
◯ 賃貸住宅の場合は契約条件を確認する
居住目的で借りている物件で、サロンや教室などの不特定多数の人が出入りするような事業を行う場合、居住の範疇を超えていると判断される場合もあります。契約違反やクレームの原因となる前に、あらかじめ確認しておくと安心です。
また、「ここの住所を使って法人登記してはいけない」と決まっている場合もあるので、法人登記をする場合には注意しましょう。
集合住宅の場合、賃貸ではなく購入した物件であっても、教室や民泊を運営してはいけないと決められている場合もあるので、事前に確認してみましょう。
◯ 許認可を確認する
自宅で飲食店を開業する場合には「食品衛生管理者」の資格や「飲食店営業許可証」の取得。自作したお菓子を販売する場合には「菓子製造業」の営業許可を取得している施設の利用、などが必要になります。
「カフェを開くために自宅の一部をリフォームしたけれど、保健所の検査にひっかかってしまい再度リフォームが必要になった」というようなことにならないよう、事前に要件等を確認してみましょう。
許認可のように必須ではないけれど、特に教室運営では持っていることでサービスや商品の価値が上がる資格や経歴もあります。同業他社と比較する際に、顧客目線で資格や経歴について注目してみるのもいいかもしれません。
一般的な自宅起業のメリット・デメリットをご紹介しましたが、何をどの程度メリット・デメリットと感じるかは、それぞれの事業内容やライフスタイルによっても異なるかと思います。
プライベート空間である自宅で仕事をする上で、自分自身はもちろん住まいを共にする家族の生活への影響を考えることは必須ですが、仕事の形やワークライフバランスを自由に調整できるのも、自宅起業の魅力の一つです。
移り変わるライフステージに応じて、その時々に最適な選択をしながら、事業を継続していけるといいですね。

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